お薦め動画集
《Casa Guarin》に於けるEl Nin^o Manuela(エル・ニーニョ・マヌエラ)氏による Bulerias(ブレリアス)、です。
数日前にスペインの友人から知らされた動画です。
曰く"ちょっと古いスタイルだけれど、お前さん好みのギタリストだろ!?"という、誠にお節介なメッセージと共にアドレスを知らせてくれました。
しかし、ちょっと地味だけれど私好みのギターかもしれない、ということで、ここにご紹介する次第です。
さて、何が私好みかと言えば、いわゆる"表現のための技術"が随所に感じられる、というところです。
ちなみに、氏についての出自等は‥‥現時点で分かりません(^-^; 私が知らないだけと言う可能性もあります!?
特別一流で超有名、というわけではありませんが、カンテ伴奏ではかなりの経験と実績がある、とお見受けしました。
興味のある方は、自分で調べてください<(_ _)>
どんなものでしょうか!?
Duquende, Diego del Morao and Piran^a in Tehran
ドゥケンデ氏とディエゴ・デル・モラーオ氏によるイランの首都であるテヘランでのコンサートの一部、です。
カンテの合間のギターソロ、ということなんでしょうね。
歌い手は休めるけれど、ギタリストは休みがありません。哀しい習慣のようです(^-^;
しかし、イランでもフラメンコ需要があるんですね、ちょっと驚きです。
興味のある方はYoutubeで他の演目も鑑賞できます。ぜひどうぞ!!
こんなコンサート、日本でも催して欲しいですね。
どんなものでしょうか!?
Eva La Yerbabuena(エバ・ラ・ジェルバブエナ)さんによるAlegrias(アレグリアス)です。
もっと早く紹介しなければいけなかった動画のひとつ、です。
1970年にドイツのフランクフルトで生まれましたが、生まれてから15日後に両親によってスペインのグラナダに連れて行かれ、そこで祖父母と一緒に暮らした‥‥と言われています。
11歳の頃からフラメンコの踊りを始めたらしい。
ギタリストのPaco Jarana(パコ・ハラーナ)氏が旦那様ということは知られていますね。
理屈抜きにお楽しみください。
Dani de Moronダニ・デ・モロン氏によるRonden~a(ロンデーニャ)です。
相変わらず、ギターを鳴らす、歌わすことにかけては素晴らしい技術とセンスを持っていますね〜。見習いたいところです。
1981年セビリア生まれのダニさん、モロンと言う名前とは異次元のギターを聴かせてくれています。
どんなものでしょうか!?
La luz del flamenco(フラメンコの光)と直訳しておきましょう。
内容としては、フラメンコについてのRTVE(Radiotelevision Espan^ola)による信頼できるドキュメンタリー番組です。
スペイン語が判らない人には、ちょっと敷居が高いかもしれませんが、出演しているアーティストによる素晴らしいパフォーマンスを観るだけでも価値があると思います。
ちょっとしたフラメンコの歴史も理解できる、かもしれません。
但し、全部を鑑賞すると1時間16分29秒もかかります。覚悟して観るようにしてください。
とにかく、素晴らしいドキュメントだと思います。
Chato de la Isla(チャト・デ・ラ・イスラ)氏によるAlegrias(アレグリアス)です。伴奏はPaco de Antequera(パコ・デ・アンテケーラ)さんです。
現在のフラメンコ好きの日本人の間では、ほとんど知られていないアーティストだと思いますが、本場ではかなり知られているんです。
特に、唄っているチャトさん、直訳すると"鼻ペチャ"となってしまいます。今だったら一種の差別用語にもなってしまう危険性のある芸名ですね。
チャトさんは1926年カディス生まれで、私もスペイン修行中には良く聴かせていただきました。ヒターノ風のカンテとはちょっと違うかもしれませんが、フラメンコの故郷であるアンダルシアの空気感は素敵だったと記憶しています。
伴奏のパコさんは1938年マラガ出身、日本にも何回も来られましたね。日本女性と結婚したことがある、ということを知っている人は、かなりフラメンコマニアだと思います。
どんなものでしょうか!?
ARACELI CAMPILLOS(アラセリ・カンピージョス)さんによるFarruca(ファルーカ)です。
日本ではちゃんとしたファルーカの唄を聴く機会が少ないので、リンクしてみました。
ARACELI CAMPILLOS(アラセリ・カンピージョス)さんは1994年コルドバ生まれ。現在メキメキと頭角をあらわしている唄い手さんです。
ギター伴奏はLUIS CALDERITO(ルイス・カルデリート)さんで、1967年コルドバ生まれ。8歳の時からギターを始め、後にビセンテ・アミーゴの師匠でもあるメレンゲ・デ・コルドバ氏に師事したそうです。
どんなものでしょうか!?
Manuela Carrasco(マヌエラ・カラスコ)さんによるAlegrias(アレグリアス)です。
以前にも紹介したマヌエラさん、いつもいつもエネルギッシュというかパワフルと言うか、素晴らしいですね。
ご主人であるJoaquin Amador(ホアキン・アマドール)氏のギターや、カンテのEnrique "El Extremen^o" y El Boqueron氏等との息もぴったりしていて気持ちの良いフラメンコを感じさせてくれています。
もう30年以上も前の動画ですが、いつ観ても感動してしまいます。
どんなものでしょうか!?
Pedro Bacan(ペドロ・バカン)氏による Taranta(タランタ)です。
ペドロ氏は1951年にセビージャ(レブリハ)で生まれ、1997年に交通事故により亡くなりました。
彼が有名なフラメンコ一族(ピニーニ・ファミリー)の出身であるということや、唄い手のInés Bacán(イネス・バカン)さんのお兄さんであることは良く知られているところでしょう。
日本ではレブリハの伝統を守っているアーティスト、と言うマニアが多いようですが、それよりもペドロ氏の個人的フラメンコ観?が勝っていると思うのですが‥‥どうなんでしょうね!?
いずれにしても、伝統に根ざしていることは間違いのないことと思います。
ただ、好みによっては様々な評価になってしまうことは仕方のないことでしょう。
でも、こんなギタリストがいたということは、忘れて欲しくないと思います。
どんなものでしょうか!?
Nin^a Pastori(ニーニャ・パストーリ)さんによる" Estoy Aprendiendo a Vivir"、です。
クソ暑い日が続くような今日この頃、オドロオドロしたブレリアスも良いのですが、このようなブレリアスも良い感じがします。
唄っているニーニャ・パストーリさんは1978年にカディスで生まれました。
あのカマロン氏と同郷ということもあり、幼い頃からカマロン氏の唄から多くを学んだと言われています。
彼女は5人兄弟の末っ子で、軍人さんの父ホセ・ガルシアとフラメンコ歌手の ラ・パストリ・ガルシアの唯一の娘さんということで、ニーニャ・パストーリという芸名になったということです。
どんなものでしょうか!?