お薦め動画集
Paco de Lucia(パコ・デ・ルシア)氏の Guajiras(グァヒーラス)です。
以前にオーケストラと一緒に弾いている動画を紹介しましたが、これは完全なソロの動画です。
70〜80年代の頃、あるインタビューアーが『パコさんはいつも不機嫌そうに、何かに怒りを感じながら弾いているように見えるんですが‥‥!?』と聞いたことがあるとか‥‥。
するとパコさんは『アンタは世の中に不満とか怒りを感じないのか!?』と答えたそうな‥‥伝聞です。
しかし、確かにこの頃はブスッとした感じで弾いていることが多かったようです。
悪く解釈すると機械的、事務的?に弾いているようにも見えてしまうようです。
パコさんの演奏が理解できないんでしょうね〜。
しかし、いつ見ても聴いても、パコさんは素晴らしいと感じてしまうのは、私だけなんでしょうね〜?
Daniel Casares(ダニエル・カサーレス氏による)Alegri(アレグリアス)です。
先日ソレアを紹介したばかりですが、このアレグリアスも素晴らしいので、ここで紹介する次第です。
ざっと聴いた感じでは、マノロ・サンルーカル氏やトマティート氏の影響を感じるのですが、どうなんでしょうね!?
しかし、とても気持ちの良いアレグリアスだと思います。採譜してみたい衝動に駆られてしまいます。
イントロのパルマから始まる演出、カッコ良いですね。
誰か真似してみてください。
Bulerias. Camaron de la Isla. 1991
1991年ということは、亡くなる前年なんですね。
本人は自らの死を知っていたんでしょうか‥‥!?
先ほど、ブログの方にもカマロン氏の動画をリンクしたのですが、やはりここでも違う動画をリンクすることにしました。
昨日の7月2日がカマロン氏の命日だからです。
誰が何と言おうと、私にとってパコ・デ・ルシアとカマロンは偉大なアーティストなんです(^^ゞ
文句あっか!?‥‥と、いうところなんです(^^ゞ。
心静かに、鑑賞してみてください。
どうやら中国の方のようです。オリジナルのブレリアスの一節を気持ち良さげに弾いています。
彼の名前は"CAN WANG"‥‥でも、読み方が分かりません(^-^;
マノロ・サンルーカル氏に師事したことがあるようです。
しかし、私の知っている中国の方のフラメンコギタリストの中では、かなり弾ける方という印象を持ちました。
残念ながら、彼について詳しいことは分かりませんが、最近スペインのテレビで特集が組まれ、その時にはマノロ・サンルーカル氏がリモート出演して彼のことを話していた、とのことです。
現在セビージャ在住とのことです。
いよいよフラメンコの世界にも中国パワーが大々的に進出してきているようです。
このままでは、日本は‥‥置いてけぼり‥‥になってしまうでしょうね。
とにかく、屁理屈を言うよりも、本当に弾けるギタリストが出て来ないことには、日本のフラメンコはダダ下がりになってしまうでしょうね。知〜らないっ!!
なお、下記にアクセスすると、なかなかのロンデーニャが観られます、いや聴けます。確かに、マノロ氏の感じが強いようです。
https://www.youtube.com/watch?v=fEFD8rnMIvE
Daniel Casares(ダニエル・カサーレス)氏による"Maestro Evora"です。
タイトルにある"Maestro Evora(エボラ先生)"とは、1958年サンルーカル・デ・バラメダで生まれたJose Miguel Evora(ホセ・ミゲル・エボラ)氏のことです。実は、あのマノロ・サンルーカル氏とイシドロ氏の弟さんのことだそうです。
兄弟の中で唯一、クラシック音楽の世界を目指した人だそうです。或る意味、面白いですね。
蔭でマノロさんの曲作りに協力していたらしい‥‥羨ましい!!。
この演奏はそんな師匠?に捧げた曲のようです。
どんなものでしょうか!?
Paco Pen~a(パコ・ペーニャ)氏による Solea De Cordoba(コルドバのソレア)です。
(※この掲示板?ではスペイン語表記ができないので、"ニャ"という文字が書けません。予めご了承ください<(_ _)>)
とても基本的というか伝統的なコルドバのソレアですね。
難しい技術は全く使っていませんが、"しっとり"としたコルドバのソレアになっています。
良い意味で、とても教科書的な演奏ですので、初心者の方にはとても参考になると思います。
できたら、耳コピ・目コピしてください。
どんなものでしょうか!?
Juan Carmonaゅ(ファン・カルモーナ)氏による ブレリアスです。
とても小気味の良いリズムに乗って弾いていますが、後半からオーケストラやカンテが入ってきます。
ただ、曲が途中で終わってしまっているのが残念ですが、ファンさんの方向性の一部が理解できると思います。
ファンさんは1963年フランスのリヨン生まれと聞いています。
1988年にはヘレス・デ・ラ・フロンテーラ国際コンクールで優勝しています。
また、近頃では台湾、中国、韓国での1か月以上の大規模なツアー、25のコンサートをやっていましたね。
でも、日本には来ませんでした。ま、呼ばなければ来ませんね。
このままでは、いずれ、日本は『置いてけぼり』な存在になってしまうかもしれませんね‥‥(^-^;
どんなものでしょうか!?
Chloe Chua(クロエ・チュア)さんによるワーグナーの曲、です。
シンガポール出身のクロエさんは、2018年のメニューイン・ジュニア部門に12歳で出場し優勝したそうです。これを機に一躍表舞台に出てきたようです。
今まで沢山の天才・神童と呼ばれた人がいましたが(中には自称、という場合も多くあり)、多くは年齢の割に上手であるとか、難曲を一応弾けると、いったレベルだったように感じます。
しかし、このクロエさんは真の天才の匂いがプンプンするようです。
ヴァイオリン特有のキンキン感、ヒステリック感が無い!!
音程は正確、そして技術レベルがハンパ無いようです。
もちろん音楽的解釈も素晴らしい!!
どんなものでしょうか!?
Antonio Canales(アントニオ・カナーレス)氏による『Granada』です。
この動画は昔発売されたカルロス・サウラ氏監督の作品『イベリア』の中に収録されているものです。
いわゆる"どフラメンコ"ではありませんが、何とも言えない感性が表出しているように感じます。
たまにはこんなフラメンコも味わってみてください。
どんなものでしょうか!?
※ブログでは、ちょっと細かな説明をしています。
興味があったら覗いてみてください。
Fernando Terremoto(フェルナンド・テレモト)氏によるFandangos(ファンダンゴス)です。
マッタリとした気分の時には、ファンダンゴスのカンテを聴きたくなります。
この動画で唄っているのはFernando Terremoto(フェルナンド・テレモト)さん、時にはFernando Terremoto hijo、時には本名のFernando Terremoto Pantojaと名乗ったりします。
噂によると、初めはギタリスト志望だったとのことらしいです。1969年ヘレス生まれ、とのことです。
伴奏はDiego Amaya(ディエゴ・アマヤ)さんです。
1974年にコルドバで生まれましたが、7歳の頃からヘレスで生活しているそうです。
どんなものでしょうか!?