お薦め動画集
Nin^a Pastori(ニーニャ・パストーリ)さんによる" Estoy Aprendiendo a Vivir"、です。
クソ暑い日が続くような今日この頃、オドロオドロしたブレリアスも良いのですが、このようなブレリアスも良い感じがします。
唄っているニーニャ・パストーリさんは1978年にカディスで生まれました。
あのカマロン氏と同郷ということもあり、幼い頃からカマロン氏の唄から多くを学んだと言われています。
彼女は5人兄弟の末っ子で、軍人さんの父ホセ・ガルシアとフラメンコ歌手の ラ・パストリ・ガルシアの唯一の娘さんということで、ニーニャ・パストーリという芸名になったということです。
どんなものでしょうか!?
今回は、ちょっと変わった動画を紹介します。
EDUARDO FALU(エドゥアルド・ファルー)氏のリサイタル動画の抜粋です。
なんと、中盤辺りでパコ・ペーニャ氏がファルー氏と一緒に弾いています。
いつ・何処でのコンサートかは知りませんが、全部観たい、そして聴きたいのですが‥‥見つかりませんでした(._.)
なお、もう一人のギタリストは息子さんのJuan Jose Falu(ファン・ホセ・ファルー)さんとのことです。
EDUARDO FALU(エドゥアルド ファルー)氏は1923年アルゼンチンに生まれ2013年に没。
ギタリストでありフォルクローレの歌手であり作曲家であり‥‥素晴らしい音楽家でした。
ひょんなことから氏の存在を知り、すっかりファンになってしまいました。
以前にも氏のトレモロの名曲を紹介したことがありますが、興味のある方は下記にアクセスしてみてください。とても素晴らしいトレモロの演奏が聴けます。
Eduardo Falu- Tremolo
https://www.youtube.com/watch?v=teYZh2VIJEU
しかし、何故パコ・ペーニャ氏が一緒なのか‥‥ナゾです。
どんなものでしょうか!?
Sabicas(サビーカス)氏によるArabian dance(アラビアン・ダンス)です。
サビーカス氏と言えばフラメンコギターを弾いている人なら、当然知っているはずですね。
本名をAgustin Castellon Campos(アグスティン・カステリョン・カンポス)と言い、1912年パンプローナ生まれ、そして1990年没。
幼少時からギターの天才児とされ、10歳の時にマドリードでコンサートを開いたとか‥‥凄いですね〜(@_@)
後、1936年にスペイン内戦が勃発すると南米に移住しメキシコのメキシコシティに拠点を構えたそうです。
また、1955年頃にはアメリカのニューヨークに活動の場を移し、カーネギー・ホールでコンサートを開催するなど、その活躍ぶりは素晴らしいものでした。
1967年と1973年には来日しているので、氏の生音に触れた人もいるかと思います。
さて、今ではほとんど聞くことが少なくなったサンブラ、ダンサ・モーラ‥‥日本人には受けると思うのですが、どんなものでしょうか!?
誰か弾いてくれないかな〜(^.^)
Paco de Lucia(パコ・デ・ルシア)氏の Guajiras(グァヒーラス)です。
以前にオーケストラと一緒に弾いている動画を紹介しましたが、これは完全なソロの動画です。
70〜80年代の頃、あるインタビューアーが『パコさんはいつも不機嫌そうに、何かに怒りを感じながら弾いているように見えるんですが‥‥!?』と聞いたことがあるとか‥‥。
するとパコさんは『アンタは世の中に不満とか怒りを感じないのか!?』と答えたそうな‥‥伝聞です。
しかし、確かにこの頃はブスッとした感じで弾いていることが多かったようです。
悪く解釈すると機械的、事務的?に弾いているようにも見えてしまうようです。
パコさんの演奏が理解できないんでしょうね〜。
しかし、いつ見ても聴いても、パコさんは素晴らしいと感じてしまうのは、私だけなんでしょうね〜?
Daniel Casares(ダニエル・カサーレス氏による)Alegri(アレグリアス)です。
先日ソレアを紹介したばかりですが、このアレグリアスも素晴らしいので、ここで紹介する次第です。
ざっと聴いた感じでは、マノロ・サンルーカル氏やトマティート氏の影響を感じるのですが、どうなんでしょうね!?
しかし、とても気持ちの良いアレグリアスだと思います。採譜してみたい衝動に駆られてしまいます。
イントロのパルマから始まる演出、カッコ良いですね。
誰か真似してみてください。
Bulerias. Camaron de la Isla. 1991
1991年ということは、亡くなる前年なんですね。
本人は自らの死を知っていたんでしょうか‥‥!?
先ほど、ブログの方にもカマロン氏の動画をリンクしたのですが、やはりここでも違う動画をリンクすることにしました。
昨日の7月2日がカマロン氏の命日だからです。
誰が何と言おうと、私にとってパコ・デ・ルシアとカマロンは偉大なアーティストなんです(^^ゞ
文句あっか!?‥‥と、いうところなんです(^^ゞ。
心静かに、鑑賞してみてください。
どうやら中国の方のようです。オリジナルのブレリアスの一節を気持ち良さげに弾いています。
彼の名前は"CAN WANG"‥‥でも、読み方が分かりません(^-^;
マノロ・サンルーカル氏に師事したことがあるようです。
しかし、私の知っている中国の方のフラメンコギタリストの中では、かなり弾ける方という印象を持ちました。
残念ながら、彼について詳しいことは分かりませんが、最近スペインのテレビで特集が組まれ、その時にはマノロ・サンルーカル氏がリモート出演して彼のことを話していた、とのことです。
現在セビージャ在住とのことです。
いよいよフラメンコの世界にも中国パワーが大々的に進出してきているようです。
このままでは、日本は‥‥置いてけぼり‥‥になってしまうでしょうね。
とにかく、屁理屈を言うよりも、本当に弾けるギタリストが出て来ないことには、日本のフラメンコはダダ下がりになってしまうでしょうね。知〜らないっ!!
なお、下記にアクセスすると、なかなかのロンデーニャが観られます、いや聴けます。確かに、マノロ氏の感じが強いようです。
https://www.youtube.com/watch?v=fEFD8rnMIvE
Daniel Casares(ダニエル・カサーレス)氏による"Maestro Evora"です。
タイトルにある"Maestro Evora(エボラ先生)"とは、1958年サンルーカル・デ・バラメダで生まれたJose Miguel Evora(ホセ・ミゲル・エボラ)氏のことです。実は、あのマノロ・サンルーカル氏とイシドロ氏の弟さんのことだそうです。
兄弟の中で唯一、クラシック音楽の世界を目指した人だそうです。或る意味、面白いですね。
蔭でマノロさんの曲作りに協力していたらしい‥‥羨ましい!!。
この演奏はそんな師匠?に捧げた曲のようです。
どんなものでしょうか!?
Paco Pen~a(パコ・ペーニャ)氏による Solea De Cordoba(コルドバのソレア)です。
(※この掲示板?ではスペイン語表記ができないので、"ニャ"という文字が書けません。予めご了承ください<(_ _)>)
とても基本的というか伝統的なコルドバのソレアですね。
難しい技術は全く使っていませんが、"しっとり"としたコルドバのソレアになっています。
良い意味で、とても教科書的な演奏ですので、初心者の方にはとても参考になると思います。
できたら、耳コピ・目コピしてください。
どんなものでしょうか!?
Juan Carmonaゅ(ファン・カルモーナ)氏による ブレリアスです。
とても小気味の良いリズムに乗って弾いていますが、後半からオーケストラやカンテが入ってきます。
ただ、曲が途中で終わってしまっているのが残念ですが、ファンさんの方向性の一部が理解できると思います。
ファンさんは1963年フランスのリヨン生まれと聞いています。
1988年にはヘレス・デ・ラ・フロンテーラ国際コンクールで優勝しています。
また、近頃では台湾、中国、韓国での1か月以上の大規模なツアー、25のコンサートをやっていましたね。
でも、日本には来ませんでした。ま、呼ばなければ来ませんね。
このままでは、いずれ、日本は『置いてけぼり』な存在になってしまうかもしれませんね‥‥(^-^;
どんなものでしょうか!?