お薦め動画集
フラメンコの本場というか聖地?の一つと言われているMORON DE LA FRONTERA(モロン・デ・ラ・フロンテーラ)でのFiesta(フィエスタ)のひとコマ、です。約26分もある‥‥。
この手の動画は“ヤラセ”の香りもするのだが、それでも純粋なフラメンコの味わいが感じられるものもある。これもその一つと言って良いと思う。
錚々たるメンバーが連なっているのだが、いちいち挙げることは止めておく。疲れるし‥‥(^^;)
しかし、ブレリアスの基本の感じ方を、この動画から学ぶことができると思う。
ぜひ、じっくりと鑑賞して、フラメンコを、ブレリアスの基本を改めて感じて欲しいところだ。
どんなものでしょうか‥‥!?
Jose Luis Rodriguez(ホセ・ルイス・ロドリゲス)氏による “Jardin de la sal”というアレグリアス、です。
以前にグラナディーナスの動画をリンクしていますが、ロドリゲスさんは“Jose Luis de la Paz(ホセ・ルイス・デ・ラ・パス)”という別名?も使うことがあるようです。
1967年生まれのロドリゲスさんは、9歳からギターを始め、あの、エル・ニーニョミゲル氏と一緒に活動していた、とのことです。
更に、巨匠マリオ・エスクデーロ氏に認められたということを聞いています。凄いですね〜!!
1995年には、スペインの最高ギタリスト20人の一人として、フェリックス・グランデの「Agenda Flamenca」に出演されたそうです。
どんなものでしょうか‥‥!?
Sabicas(サビーカス)氏による Zapateado en Re(レのサパテアード)、です。
とても有名な曲ですね。私も時々、弾いています。
ちょっとクラッシックの香りがプンプンですが、練習曲としても素晴らしいようです。
サビーカス氏、巨匠と言うよりもフラメンコの王様、と言われていますね。
1912年にパンプローナで生まれ、1990年にニューヨークで没。
幼少時から天才児と言われ、10歳の時にマドリードで演奏会デビューしたというから、凄過ぎますね。
どんなものでしょうか‥‥!?
Yago Santos(ヤゴ・サントス)さんによる Solea por Bulerias(ソレア・ポル・ブレリアス)です。
以前にタランタスの演奏動画をリンクしましたが、このソレア・ポル・ブレリアス、独特な感じが良いですね〜!!
こんな曲作りも素敵だと思います。
どんなものでしょうか‥‥!?
Victor Monge "Serranito"(ビクトル・モンヘ・セラニート)氏による Las tres morillas(ラス・トゥレス・モリージャス)です。
残念ながら動画ではないのですが、この曲を鑑賞するときには、最低音量を標準音量として聴くようにしてください。
または、出た音の行く末を感じ取ろう、という聴き方をして欲しいところです。
そうすると、この曲と、セラニート氏の良さが分かってくると思います。
フラメンコというと騒音まがいの音?を基準として聴いてしまいがちのようですから‥‥ま、好みにもよるんでしょうが‥‥!?
ちなみに、この曲はスペイン歌曲というか民謡というか‥‥そのあたりの区別は専門家にお任せするとして、もともと歌があります。
また、この手の曲は、昔はマヌエル・カーノ氏が得意としていましたね。
たまにはスペイン民謡風の曲も、しみじみと感じられて心が休まるようです。
どんなものでしょうか‥‥!?
Juan Habichuela Niet(ファン・アビチュエラ・ニエト)さんによる“Con Nuestro Corazon A Paco De Lucia”です。
タイトルの“Con Nuestro Corazon A Paco De Lucia”は、直訳すると“私の心をパコ・デ・ルシアに‥”とでもなるんでしょうね。
パコに捧げるという感じですね。
ところでファン・アビチュエラ・ニエトさんは1989年生まれ、それも5世代前にわたって優れたギタリストを輩出しているアビチュエラ家の出身です。
2011年にはボルドン・ミネーロ賞を受賞しているようです。
いずれにしても、名門出身というだけでなく、実力も備えているイケメンギタリストですね。羨ましい限りです。
どんなものでしょうか‥‥!?
Geronimo maya(ヘロニモ・マヤ)氏によるブレリアス、です。
ヘロニモ氏は1977年マドリード生まれ。
とっても、物凄いフラメンコ一家の家系に生まれました。
なんといっても、あのRamon Montoya(ラモン・モントーヤ)氏の直系の子孫です。凄いですね〜(@_@)
当然というか宿命というか‥5歳の頃からギターを始めたそうです。
後は‥‥説明は不要ですね。
とにかく‥観て聴いてください。
おっと、最後の方に、今や伝説になりそうなファルーコさんの踊りの一部が付いています。
Nino Seve(ニーニョ・セベ)さんの el Gran Teatro de Cordoba(コルドバのエル・グラン・テアトロ)でのアレグリアス、です。
ライブ映像のせいか、音がちょっとヒステリックな感じになってしまっているのが残念ですが、セベさんの素晴らしい技術と感性は感じ取れると思います。
ニーニョ・セベさん、1982年コルドバで生まれ。
僅か5歳の頃からフラメンコギターを始めたそうです。
凄い環境に生まれたんですね〜、羨ましい。
12歳の頃にはプロ活動をしていた、という話も聞いています。
1999年、というから17歳の時に、ボルドン・ミネーロ賞を獲得したというから、並みのギタリストではないことが証明されています。
以後、数々の賞を受賞されているとのことです。
実は、個人的に最近ハマッているギタリストなんです(^^ゞ
どんなものでしょうか‥‥!?
Gerardo Nunez(ヘラルド・ヌニェス)氏による“Jucal”というタイトルのBulerias(ブレリアス)、です。
ヘラルドさんは1961年ヘレス生まれ。
14歳の頃には、すでにプロ活動を始めていたというから、凄いですね〜!!
技術のレベルは、文句なしにトップレベルと言っても過言ではないでしょう。
また、曲創りに於いては、フラメンコだけでなくジャズの要素を取り入れた作風で、国によってはジャズギタリストとして紹介されることもある、らしい。
しかし、良く動く指ですね。