お薦め動画集
Patrocinio Hijo(パトロシニオ・イーホ)氏によるタランタス、です。
パトロシニオさんは1973年コルドバ生まれ、だそうです。
普段はカンテ伴奏をしているのですが、珍しくソロを弾いています。
特に傑出したギタリストではないのですが(失礼な言い方になってしまいました<(_ _)>)、演奏のセンスが素晴らしいと思います。
技術的にも問題ないのではないでしょうか!?
思うに、コルドバ出身のアーティストたち全体に言えることのように思うのですが、とても繊細で愛情を感じる人が多いと思います。
個人的な好みで恐縮ですが、コルドバのアーティストが好きですね〜(^^ゞ
パコ・ペーニャさん、ビセンテアミーゴさん、そしてカンテのルイス・デ・コルドバさん‥‥皆さん豊かで繊細な感性を持っていると思います。
私たち外国人にとっては観光的なフラメンコ、あのヘレス風のフラメンコが主流のようですが、ぜひ固定観念を捨てて素直な気持ちで味わい比べて欲しいと思います。
それこそ、生きている自分の素直な心に響いてくる、染み入ってくることを感じられるようになると思います。
といっても、若い人には難しい気がしますが‥‥。
かく言う私も、若い頃はヘレスとセビージャでしたから‥‥。
どんなものでしょうか‥‥!?
Canela de San Roque(カネラ・デ・サン・ロケ)氏によるBulerias por Solea(ブレリアス・ポル・ソレア)です。
カンテのカネラさんは1947年San Roque(カディス)出身です。
それもフラメンコ界では名門のPerico MontoyaとJarritoの家族に属していた、とのことです。
惜しくも2015年にアルヘシラスで亡くなられた、とのことです。
しかし、この動画は2014年とありますので、無くなる1年前ということなのでしょうか‥‥!?
伴奏はヘレスの主?とも言われているNIN~O JERO(ニーニョ・ヘロ)さんです。
1954年Jerez生まれで、知らない人はいませんね。
しかし、これぞフラメンコ!というカンテ、先入観や雑念を払い捨てて、じっくりと鑑賞してください。
日本では聴くことのできないカンテ、です。
どんなものでしょうか‥‥!?
Juana Amaya(ファナ・アマジャ)さんによる Solea y bulerias (ソレアとブレリアス)です。
今年の1月にファナさんの“Gazpacho Andaluz 2017”のフェスティバルでのライヴ映像を紹介したのですが、もっと若い頃の素晴らしい動画を見つけましたのでリンクしてみました。
これぞフラメンコ、と言える踊りだと思います。
どんなものでしょうか‥‥!?
TEATRO ALHAMBRA(アルハンブラ劇場)に於ける、ALVARO "MARTINETE"(アルバロ“マルティネーテ”)さんのグァヒーラス、です。
パコ・デ・ルシアのグァヒーラスを緊張の中で?弾いていますね。
この人は、以前に紹介したペインの某テレビでパコ・デ・ルシアのルンバを弾いていた3人の少年の中の一人、です。
1995年グラナダ生まれというから、この動画の時は19歳ということですね。
ちょっとしたミスはありますが、順調に成長しているようです。
今後が楽しみな若者の一人と感じました。
どんなものでしょうか‥‥!?
Juan Requena(ファン・レケーナ)氏のギターとJose de Mode(ホセ・デ・モーデ)氏のカホンによる "Tangos"(タンゴス)です。
ファン・レケーナさんは1975年にマラガで生まれ、16歳の時からプロ活動を始めた、とのことです。
日本では馴染みがないようですが、しっかりとした技術と素敵な感性を持っています。
このタンゴスは、今のスペインでは普通に弾かれ、聞かれる雰囲気・味わいを持っているのですが、日本ではまだまだ革新的過ぎ?と感じられてしまうかもしれませんね。
ちなみに、私は好きなタイプです(^_-)-☆
どんなものでしょうか‥‥!?
Guajiras(グァヒーラス)の Baile(踊り)です。
これはカルロス・サウラ監督によるフラメンコ映画の第一弾として公開されたものの中にあります。
私が知っているグァヒーラスの中でも、最も素晴らしいグァヒーラスのひとつです。
なお、出演者は下記の通りです。
舞踊:メルチェ・エスメラルダ他
カンテ:ペペ・デ・ルシア
ギター:ホセ・アントニオ・ロドリゲス他
Jose Antonio Rodriguez(ホセ・アントニオ・ロドリゲス)氏によるAlegrias(アレグリアス)です。
以前にも紹介していますが、ホセ・アントニオ・ロドリゲスさんは、1964年コルドバ生まれ、です。
もともとはクラシックギターも習得しているとのことですが、今では相当Jazzに影響を受けているようです。
しかし、ここまで進化?してしまうと、日本では受け入れられない、かもしれませんね。ちなみに、私は‥OK‥です(^^ゞ
どんなものでしょうか‥‥!?
Rafael Riqueni(ラファエル・リケーニ)氏による "Solea(ソレア)"です。
いつの動画かわかりませんが、まだお若い頃のようです。
1962年セビージャ生まれのラファエル・リケーニ氏は、ちょっと地味?に感じられるかもしれませんが、とてもアイデア豊富なギタリストなんです。
私も氏のファルセータにヒントを頂いてファルセータを作ったりしています。
ちなみに、生の音はかなり素晴らしいですよ!!
どんなものでしょうか‥‥!?
Paco de Lucia(パコ・デ・ルシア)氏による Guajiras(グァヒーラス)です。
しかし、何度観ても聴いても‥‥やはり、パコは素晴らしい、そして凄いギタリストであることを再認識させられます。
このグァヒーラスは様々な演奏動画がありますが、オーケストラをバックにしての演奏は、またソロとは別の素晴らしさが感じられますね。
1969年の演奏らしいですが、この時パコは22歳です。
でも、もし12月21日より以前の演奏だとしたら、21歳‥‥絶句!!
でもパコ嫌いな方には‥ゴメンナサイ<(_ _)>
どんなものでしょうか‥‥!?
la Guitarreria Alvarez & Bernal(アルバレス&ベルナル)のギター工房(楽器店)でのFrancisco Prieto "Currito" (フランシスコ・プリエト“クリート”)さんのタランタス、です。
ちなみにアルバレス&ベルナル)のギター工房(楽器店)はセビージャにあるそうです。
しかし、向こうの楽器店には様々なギタリストが遊びに来て弾いているらしいですね。羨ましい〜!!
ところでクリートさん、昨年に“アルペジオの模範動画?”としても紹介しましたが、相変わらず良いギターを弾きますね。すっかりファンになってしまいました。
1984年コルドバ出身ということは以前にも紹介しましたが、これからが楽しみなギタリストの一人だと思います。
どんなものでしょうか‥‥!?