お薦め動画集
CHAQUETON(チャケトン)氏によるBULERIAS(ブレリアス)です。
伴奏はLUIS HABICHUELA(ルイス・アビチュエラ)氏とMAROTE(マローテ)氏、です。
チャケトン氏は1946年アルヘシーラス生まれ、2003年没。
フラメンコの唄い手として多くの踊り手のバックで唄うだけでなく、カンテ・ソロの分野でも大活躍された方です。
かなり昔の動画ですので、ブレリアスのテンポも速いですね〜!!
なお、ギターをやっている人は、ラスゲアードの凄まじさ?に注目してください。
力ではなく、技で弾いていますね。それも、ボコボコドタドタというモノではなく、ズドドドとかバリバリとしたラスゲアードをしています。
これがラスゲアードの一つの美学?なんです。
また、チャケトン氏のパルマにも注目、です。
叩いているリズムを覚えて、動画に合わせて叩いてみてください。
参考になれば幸いです。
Jesus Guerrero(ヘスス・ゲレーロ)さんによる“Rafaela”というタイトルのRondena(ロンデーニャ)です。
ヘススさんの動画は去年にも紹介しましたが、気になるギタリストの一人として再度登場です!!
1985年カディス生まれのヘススさん、順調に力を付けてきているように感じます。ますます目が離せないギタリストになっていますね〜!!今後が楽しみです。
どんなものでしょうか‥‥!?
Potito(ポティート)さんによる“Fuente Del Amor”です。
伴奏はビセンテ・アミーゴ氏、です。
珍しい顔合わせですね。
ちょっと聴いた感じは“サラッ”としているように感じますが、とてもフラメンコ的だと思います。
コテコテ、ベチャベチャ、そしてドロドロしていないフラメンコも良いもんですね〜!!
どんなものでしょうか‥‥!?
fosforito(フォスフォリート)氏による cantin~as(カンティーニャス)です。
伴奏は今は亡き親友のエンリケ・メルチョール氏です。
フォスフォリート氏については、もう何度となく登場しているので説明は省略します(^^ゞ
エンリケについても同様、ということにします。
タイストルのカンティーニャスですが、アレグリアス系の総称?ということで理解しておいてください。
しかし、今はフォスフォリートさんのような唄い方をする人が少なくなってきているようです。
寂しい限り‥‥(-.-)
どんなものでしょうか‥‥!?
フラメンコばかり聞いていると、時には心が疲れる時もあるようです。
ということで、久々に心休まる癒しのギターを聴いてください。
この曲はエドワルド・ファルー氏の素晴らしいトレモロの曲です。
ファルー氏は1923年アルゼンチンのサルタ州で生まれました。
聞くところによると、ご両親はシリア移民だそうです。
幼少の頃からギターを弾き始め、地元の音楽に心惹かれていった、とのことです。
後、フォルクローレの巨人にまでなった凄い人です。
昔、来日公演があったのですが、フォルクローレをやっていた友人に誘われて私も行きました。
ギターのみならず、凄みのある素晴らしい歌声に感動したことを覚えています。
しかし、この曲、その友人から採譜を頼まれた折に、ついでに練習してみたのですが、以外にも?難しくてトレモロがトレボロ?になってしまったことを覚えています(^-^;。
今聞くと、やはり弾いてみたい衝動に駆られるほど、素敵な曲だと思う。
どんなものでしょうか‥‥!?
CAN~IZARES FLAMENCO QUARTET(カニサーレス氏のフラメンコ・クァルテット)です。
これは宣伝用の動画みたいですね。
Juan Manuel Can~izares(ファン・マヌエル・カニサーレス)氏は1966年生まれ、もうそんな年になったんですね。
パコ・デ・ルシアとのギター・トリオでの華麗な指さばきが印象に残っています。
今年の日本ツアー、9月29日のコンサートのチケット、買ってしまいました(^^ゞ
どんなフラメンコを聴かせてくれるか、今から楽しみです。
Manuela Carrasco(マヌエラ・カラスコ)さんによる(Por solea)ソレア、です。
ここのところ踊りづいていますが、この人をご紹介しなくてはマズイですね。
フラメンコの女王、と異名を取るほどに凄い人です。
1974年だったと思いますが、マドリードの某タブラオで踊っていました。
アビチュエラ氏に“絶対に観ておきなさい”と、半ば強制的な連れて行かれましたが、その頃のカラスコさんは、まだ若くてスラ〜ッとした体形でした。とてもカッコ良かったですね!!
しかし、踊りが始まった途端、凄みが‥‥これがフラメンコの踊りなんだ‥‥と、感じさせられました。
マヌエラ・カラスコさんは1954年セビージャ生まれで、日本にも何度か来ていますね。
ご主人はホアキン・アマドールさん、です。
やはりフラメンコ界では超名門の人です。
どんなものでしょうか‥‥!?
Carmen Cortes(カルメン・コルテス)さんによるsolea(ソレア)、です。
この動画は昔、スペインのテレビのシリーズで放送されたものの一部で、その後ビデオやDVDでも発売されたので、ご覧になった方も多いて思います。
カルメン・コルテスさんは1958年バルセロナ生まれです。
Mario Maya(マリオ・マヤ)氏のグループでも踊っていて、日本にも来ましたね。
その時以来、私はファンになってしまったのです。
わざとらしさが無く、真摯にフラメンコに、そして己に立ち向かう姿は、まさしく本物のフラメンコと感じます。
どんなものでしょうか‥‥!?
Nin~o Ricardo氏によるソレア、です。
以前にも氏のグラナディーナスをご紹介しましたね。
今更リカルド氏について云々することは必要ないと思います。
現在のフラメンコギタリストのほとんどが氏の影響を受けています。
氏の表現を感じることはもちろんですが、pやラスゲアード、そしてアルペジオなどの基本を見られると思います。
ちょっと見づらいと思いますが、心してじっくりと鑑賞してください。
しかし、今のフラメンコ、特に日本ではなんでもかんでも情感過多でゆっくりと弾く傾向が強く感じられるような気がします。これだけでは技術が乏しくて弾けないからだ、と思われてしまいますね。
好みは別としても、ソレアもこのくらいのテンポで“サラッ”と弾けなくては、今のフラメンコはとても弾けないと考えましょう!!
しかし、氏の生音には凄みがありました。
どんなものでしょうか‥‥!?
FaceBookで見つけた素晴らしい演奏動画をご紹介します。
Jose Manuel Canto Vin~as(ホセ・マヌエル・カント・ビーニャス)さんの演奏によるAgustin Barrios Mangore(アグスティン・バリオス・マンゴレ)氏作曲の『La Catedral_大聖堂』の第3楽章、です。
今まで多くのフラメンコ関係者たち?がこの曲をフラメンコとして弾いているようですが、悪い意味での“頭乗り”の演奏や技術不足な演奏が多く、つまらない演奏ばかりでした。
しかし、このホセ・マヌエルさんの演奏は、技術もさることながら、イントネーションやキメがフラメンコになっています。素晴らしい!!
さらに驚くことは、ホセ・マヌエルさんはプロではありません。素晴らしい!!
ちょっとしたコツ?をしっかりと自分のものにされているようです。素晴らしい!!
失礼ながら‥‥そんなにお若くはないと思いますが、技術の安定感、ギターを響かせる技、更にフラメンコに対する愛情の深さと人間味に合われた演奏だと思います。素晴らしい!!
しかし、日本にもホセ・マヌエルさんのようなアマチュアが増えて欲しいですね。
どんなものでしょうか‥‥!?
動画が観たい人は下記のアドレスにアクセスしてください。
http://fguitarra.jpn.org/La%20catedral%20de%20Agustin%20Barrios%20por%20bulerias.mp4
※私のブログでもご紹介しています