お薦め動画集
Fosforito(フォスフォリート)氏によるTangos y Bulerias(タンゴとブレリアス)です。
伴奏は大御所のフアン・アビチュエラ氏です。
フォスフォリートさんは1932年コルドバ生まれ、とのことです。
1956年にコルドバで開催されたカンテ・ホンドの全国大会で知られるようになりました。
その後の活躍は、ここで書ききれないほどです。
どんなものでしょうか‥‥!?
Merche Esmeralda(メルチェ・ウスメラルダ)さんによるSolea(ソレア)です。
メルチェさんと言えば、サウラ監督による『flamenco』の中で素晴らしいグァヒーラスを見せてくれましたね。
1947年にセビリアで生まれたメルチェさんの経歴と活躍は、凄過ぎてここでは書けません。
ただのフラメンコだけではなく、スペイン、いやアンダルシアの空気感、そして粋な雰囲気は抜群ですね!
しかし、この動画は1996年のものですが、古さを感じさせませんね。ギターもカッコ良く弾いていますし、カンテも嫌味が無くて良いですね。。
どんなものでしょうか‥‥!?
DANIEL CASARES(ダニエル・カサーレス)氏による Bulerias(ブレリアス)です。タイトルは“Caballo de Guernica”(カバージョ・ゲルニカ)‥‥。
以前にも紹介したダニエルさん、1980年にマラガで生まれた素晴らしいギタリスト、です。
ダニエルさんはフラメンコだけでなく、様々な音楽も勉強しているようです。
でも、それらの音楽をフラメンコの中に消化・吸収しているのが凄いと思います。フラメンコ魂が益々濃くなっていくような、そんな感じを受けます。
今後、注目していきたいギタリストです。
どんなものでしょうか‥‥!?
Angeles Toledano(アンヘレス・トレダンド)さんによる Fandango(ファンダンゴ)です。
アンヘレスさんは本名をMaria de los Angeles Martinez Toledan(マリア・デ・ロス・アンヘレス・マルティネス・トレダンド)と言い、1995年ハエン郊外のVillanueva de la Reina(ビジャヌエバ・デ・ラ・レイナ)で生まれたそうです。
祖父から唄の手ほどきを受け、7〜8歳の頃には人前で唄うほどになり、15〜16歳の頃には数々のコンクールで優勝するようになりました。凄いですね〜!!
ちなみに、昨年の2017年には、あのパコ・ペーニャ氏のツアーに参加していたそうです。
聴きたかったですね!?
生活に密着したフラメンコとしてのカンテでは、日常的に唄われるファンダンゴ、日本での踊りが付くファンダンゴとは異なります。念のため‥‥。
フラメンコ・マニアを自認する人には、ファンダンゴを鼻歌として唄って欲しいところです。
どんなものでしょうか‥‥!?
Milagros Mengibar(ミラグロス・メンヒバル)さんによる El Zorongo(エル・ソロンゴ)です。
タイトルのソロンゴはソロンゴ・ヒターノとも言われますね。 スペインが生んだ偉大な詩人のFederico Garcia Lorca(フェデリーコ・ガルシア・ロルカ)氏の作品です。
踊っているメンヒバルさん、1952年セビリア生まれ、だそうです。
フラメンコとスペイン舞踊の両方の知識と経験が豊富で、優雅な踊りには多くのファンが居るようです。
日本人の生徒さんも多く、とても馴染みのある踊り手さんですね。
どフラメンコも良いですが、こんなスペイン舞踊も素敵ですね。
どんなものでしょうか‥‥!?
DOLORES VARGAS“LA TERREMOTO”(ドローレス・バルガス・ラ・テレモト)さんとMELCHOR DE MARCHENA(メルチョール・デ・マルチェーナ)氏によるシギリージャス、です。
"VERANEO EN ESPANA" -スペインの夏-(1956)という映画の1シーン、とのことです。
踊っているドローレスさん、私の記憶では、確か唄い手さんだったと思うのですが‥‥踊っています。
しかし、メルチョール氏のギター、昔からカッコ良いですね〜!!
どんなものでしょうか‥‥!?
El Camaron de la Isla(エル・カマロン・デ・ラ・イスラ)氏による La Saeta (ラ・サエタ)です。
カマロン‥‥1992年7月2日に、惜しくも亡くなってしまいました。享年42歳の若さです‥‥。
カマロンのカンテは、どれもが素晴らしいのですが、個人的には2014/03/29にアップした“Camaron por Siguiriya”というタイトルのカマロンは、とても痺れます。
ぜひ、ご覧になってください。
カマロンのような唄い手さんは、まだ、いないようです。
David Carmona(ダビ・カルモナ)さんによる伴奏動画、です。
しかし、イケメンのダビさん、1985年グラナダ生まれで、6歳の頃からフラメンコギターを弾き始め、13歳の時には巨匠マノロ・サンルーカル氏から後継者として名指しされたほどの人なんです。
こんな“三位一体”のフラメンコなら、お金を払っても出かけるのですが‥‥(^^ゞ
ただただ煩いだけのフラメンコは、タダでも観たくありません‥‥なんて書いてしまうと、ヤバイかな‥‥(^^♪
どんなものでしょうか‥‥!?
観たい人は下記のアドレスをクリックしてください。
http://fguitarra.jpn.org/David%20Carmona%20con%20baile%20y%20cante.mp4
Juan Carlos Romero(ファン・カルロス・ロメーロ)氏による“El Tiempo(エル・ティエンポ)”という曲にJavier Latorre(ハビエル・ラトーレ)氏の振り付けた群舞の動画です。
これは2010年に公開された、カルロス・サウラ監督のフラメンコ映画?『フラメンコ・フラメンコ』の中に収録されているものです。
ファン・カルロス・ロメーロ氏は1964年ウエルバに生まれ、あのエル・ニーニョ・ミゲルのお父上のミゲル・エル・トマテ・デ・アルメリアに師事したそうです、と以前にも紹介しましたね。
カルロス・サウラ監督といえば、『フラメンコ』(1996)そして『フラメンコ・フラメンコ』(2010)。
これらの前にも『血の婚礼(1981)』『カルメン(1983)』『恋は魔術師(1986)』というフラメンコ三部作?で有名ですね。
しかし、こんな群舞も、良いですね〜!!
どんなものでしょうか‥‥!?
フラメンコの本場というか聖地?の一つと言われているMORON DE LA FRONTERA(モロン・デ・ラ・フロンテーラ)でのFiesta(フィエスタ)のひとコマ、です。約26分もある‥‥。
この手の動画は“ヤラセ”の香りもするのだが、それでも純粋なフラメンコの味わいが感じられるものもある。これもその一つと言って良いと思う。
錚々たるメンバーが連なっているのだが、いちいち挙げることは止めておく。疲れるし‥‥(^^;)
しかし、ブレリアスの基本の感じ方を、この動画から学ぶことができると思う。
ぜひ、じっくりと鑑賞して、フラメンコを、ブレリアスの基本を改めて感じて欲しいところだ。
どんなものでしょうか‥‥!?